星野リゾート『界 アルプス』から巡る立山黒部アルペンルート

星野リゾート

2020年初夏の梅雨時に、立山黒部も程近い長野県大町市にあります『星野リゾート 界 アルプス』に宿泊させていただきました。今回は近郊の観光についてご紹介させていただきます。(アクセス

合わせてこちらの記事もお読み頂ければ幸いです。

立山黒部アルペンルート

館山黒部アルペンルートHP

なんと、『界 アルプス』からは館山黒部アルペンルートの長野側の玄関口である扇沢は車で20分ほどと、とっても近くてこちらの旅館を拠点に立山黒部アルペンルートを巡られる方も多いそうです。

色々乗りついで長野の扇沢から、黒部ダム、黒部湖、大観峰、室堂、阿弥陀ケ原などを通り富山の立山に抜けて行く海外の方にも大人気のルートですね。しかし、この複雑さと少々アクセスが悪いことから長年、日本人なのにいったことがありませんでした(笑)今回は、扇沢から大観峰までいって、また引き返してくるルートをとりました。

(こちらの画像は立山黒部アルペンルートHPからお借りしました)

標高3,000m級の山々が連なる北アルプスの絶景、ロープウェイから望む大観峰の大パノラマが広がり、今回はいけませんでしたが、季節限定の『雪の壁・雪の大谷ウォーク』や、室堂平など大自然を満喫できる大人気の観光スポットです。

まずは、扇沢(1,433m)から黒部ダム(1,470m)までは、関電トンネル電気バスで6.1km(16分)ほどの行程です。

コロナ禍だったということもあり、いつもは行列で何時間も待つことがあるようなバスには、数名しかのっておりませんでした。。

平均10度、最大13度の急勾配の関電トンネル内は夏でも気温は10度前後。

途中、黒部ダムの工事で、苦闘の末に突破した『破砕帯』を車内から見ることができます。破砕帯の水は現在も流れ出ています。

破砕帯とは、黒部ダム建設時に最も困難を極めた地下水を大量に溜め込んだ軟弱な地層です。摂氏4度、最大毎秒660リットルの地下水と大量の土砂が噴出し、掘削作業は中断せざるをえない状況になったそうです。

黒部ダム

立山黒部アルペンルートの長野県側にある、日本を代表するダムで、通称「くろよん」と呼ばれ、日本一の高さでも有名です。

世紀の大事業と言われ、総工費513億円、7年もの歳月をかけ、1000万人もの人の手によって建設されたそうです。

巨大な黒部湖から、毎秒10トン以上の水を放水するダイナミックな観光放水が行われます。(が、この時はまだ放水時期前でしたので、見ることができませんでした)

こちらの黒部湖では、平均標高1,448mの黒部湖を約30分かけて周遊する日本最高所で航行している遊覧船ガルベがあり、立山連峰と後立山連峰に挟まれた黒部大谷の雄大さを満喫することができます。

日本一の高さ(186m)を誇るダムの雄大さや、220段の階段を上がったダム展望台(1,508m)からは、立山連峰をはじめとする北アルプスの大パノラマを楽しむことができます

織田裕二さん、松嶋菜々子さん、佐藤浩市さん、石黒賢さんが出演されていた映画『ホワイトアウト』のロケ地でもあります。

黒部ダム駅から、黒部湖駅までは、ダムの上を徒歩で15分ほど移動します。

黒部平

黒部湖駅(1,455m)から黒部平(1,828m)まではこちらの黒部ケーブルカーで5分ほどの移動となります。

標高差約400m、最大勾配31度の急斜面を走るケーブルカーです。自然保護と雪害防止から、日本で唯一の全線地下式ケーブルカーです。

標高1,828mの駅の屋上にはパノラマテラスがあり、大きな山と湖の景色や、黒部ダムのスケール感を楽しめます。

屋外には黒部平庭園があって雄大な景色を見ることができ、徒歩2分のところには高山植物観察園があります。

こちらにはショップもあり、この辺に生息する可愛いおこじょや雷鳥のぬいぐるみが売っておりました。

山岳地帯に生息し、国の特別天然記念物に指定されているライチョウは、室堂周辺に約280羽いると言われているそうです。

いよいよ今回の最終目的地の大観峰へ移動します。

立山ロープウェイ

黒部平(1,828m)から大観峰(2,316m)までは立山ロープウェイで移動します。

支柱がないロープウェイとしては日本最大級で、黒部平から大観峰へ向かう約7分1.7km、動く展望台として360度の大パノラマを楽しむことができるの絶景の空中散歩です。

大きく取られた窓から、西には大斜面の大観峰、東には後立山連峰の絶景が広がります。

絶景が広がる大観峰

断崖にそびえ立つ大観峰では、「雲上テラス」があり標高2316mの高さから黒部湖や後立山連峰の絶景を見下ろすことができます。

エメラルドグリーンに輝く黒部湖や、眼前にそびえる後立山連峰など美しい大パノラマが広がります!

まとめ

今回は、ここまででしたが、ここからさらに進むと、立山を代表する風景が広がる室堂や美しく澄んだ「みくりが池」や火山活動を目の当たりにできる「地獄谷」があります。

また、立山黒部アルペンルートの春の風物詩、約20mの雪壁が続く「雪の大谷」もあります。

アルペンルートが全線開通となる4月中旬から実施される「雪の大谷ウォーク」では迫力の雪壁を間近で体験することができます。

こちらはまだ行ったことがないので、いつか行ってみたい場所です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

星野リゾート 長野
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