ニセコ・倶知安「坐忘林」(ざぼうりん)宿泊記①お部屋編 大自然の中の隠れ家/春の北海道旅行

北海道

2023年5月に北海道を旅行しました。その際にニセコで宿泊した「坐忘林」(ざぼうりん)をご紹介いたします。

アクセス:坐忘林 ニセコ・倶知安(くっちゃん)

新千歳空港から車で約2時間

JR函館本線・倶知安(くっちゃん)駅からの無料送迎あり

【坐忘林】の空室状況を確認する - 宿泊予約は[一休.com]
坐忘林 日本古来の伝統建築にどこかモダンな趣を加えた15室だけの旅館「坐忘林」。壮大な羊蹄山と原生林の中にひっそりと佇み、この地にしかない、その人にしか出会えない静謐のときと温かなおもてなしの隠れ宿です。

今回私たちは、支笏湖からニセコまでレンタカーで移動しました。

この移動は羊蹄山を望む絶景のドライブでした。

坐忘林付近は、58号ではなくて、パークハイアット側の直線的な道路で坐忘林まで行くと、とても景色が良かったです。

58号ですと、木が重なって景色が見えないそうです。

坐忘林は、道道58号 倶知安ニセコ線(通称:エコーライン)沿いにあり、倶知安の駅や街方向から坐忘林までは、大丈夫なのですが、

なんと坐忘林から、さらに奥、五色温泉方面は 10月半ば〜5月末辺りまで、冬季通行止めになるようです。

↑こちらが坐忘林入り口、私たちは5月半ばに訪れたので、道道58号(倶知安ニセコ線)は、ここからさらに奥に進むとまだ冬季通行止め中でした。

一見、道路に雪は全くなさそうに見えますが、ゲートは閉まっているそうですよ。

こちらの岩が目印ですが、一度見逃してUターンしてきました(汗)

大自然の中にひっそりと佇む隠れ家「坐忘林」

  • ニセコの自然の美しさに魅せられた親日家のイギリス人オーナー夫妻が理想とするホテルを建て2015年開業
  • ニセコ積丹小樽海岸国定公園”内に位置し、雄壮な羊蹄山や、ニセコアンヌプリなど、手つかずの大自然の中にひっそりと佇む隠れ家
  • 自然と融合する秘境の旅館
  • 「坐忘」は、「静坐して現世を忘れ、雑念を取り除く」という意味を持つ禅語
  • ミシュランガイド北海道2017特別版にて 最高評価の5レッドパビリオンを獲得

建物の目の前には、池があってカモなどが泳いでいました。

5月半ばですが、少しだけ雪が残っていました。

車で到着すると、こちらもバレーパーキングで、車をスタッフの方にお渡しする形でした。

エントランスには、ちょっとした池と炎。こちらの池にも生物がいる時があるみたいです。

エスカレーターを上がり、フロント階へ

フロントにある、大きな屏風絵は、よくみると、とても珍しい。

作者なども不明のようですが、このようなテイストの絵は、珍しく思いました。

氷の大地、そして、羊蹄山と思われる山、アイヌを思わせる先住民と、開拓使(和人)が遭遇している場面なのかな?

チェックインはレセプションの横にあるロビーで行われました。

ウェルカムドリンクは、カエデの樹液のドリンク

スタイリッシュな建物は、札幌を拠点に活動する建築家・中山真琴氏の設計。

周囲の景観や自然環境に配慮した取り組みもされています。

お部屋は、それぞれお名前が付いています。

客室はそれぞれ独立しているが、中庭を囲む回廊でつながっています。

客室と客室の間には「棟間」と呼ばれるスペースかがあり、客室それぞれが独立している形となりプライベート感がある。

夜はカエルの合唱が聞こえました。

こちらのお庭には、春のこの時期には入れませんでしたが、夏の季節は入れるようです。

回廊にもたくさんの絵画が飾られており、美術館みたい。

坐忘林のお部屋 源泉かけ流しの内湯と露天風呂付き

15室の独立した客室では、源泉かけ流しの内湯と露天風呂付き。

こちらの館内ばき、とても履きやすかったです。

お部屋の種類は

洋室 露天風呂付 (70平米)

和室 露天風呂付 (70平米)

7畳次の間付・和室 丘側 露天風呂付 (80平米)

7畳次の間付・洋室 丘側 露天風呂付 (80平米)

建物の造りから、倶知安の街方向と、アンヌプリの方向に眺望は分かれると思います。

があり、今回は、洋室 露天風呂付 (70平米)にしました。

一番お手頃な時期でも、16-17万円程度でした。(夕朝食付)

事前に、一応、羊蹄山が見えるかどうか聞いておきました。

お部屋に入ると、リビングがあり、足を伸ばせる大きさのソファが2台並んでいました。

こちらは、テレビを向いているようです(笑)

こちらは、地上波がないそうで、Apple TV でHuluやYoutubeなどが見れました。

天気予報のお知らせもありました。

予約サイトの上級会員のサービスで、シャンパンをいただきました。

非日常感を出すために、ほぼ全てのものが収納されています。

お水や、コーヒーメーカー

黒豆のお菓子に、ハーブティー。

冷蔵庫のジュースやソフトドリンクは無料。

リンゴ、トマト、ニンジンの3種類。

トマトジュースは苦手なのだけど、こちらのジュースは美味しかったです。

こちらの引き出しに入っていた、お菓子も、上品なお味でした。

ベッドルーム、ベッドはツインに分けると1つ1つは少し小さめかなとは思いましたが、寝心地は良かったです。

こちらのソファは窓を向いているので、自然を眺めながらゆっくりするのに最適でした。

館内用の作務衣とパジャマ。

クローゼットには、羽織と、館内用のバッグ。

ベッドからは、白樺林と牧場が見えます。

リビングから露天風呂が見えていますが、ロールスクリーンを下げると見えなくなります。

バスルームも広々。

シンクは一つでした。

ガラスで仕切られていて、さらに、自然光を柔らかく取り込む工夫がされていてます。

敷地の地下約1,000メートルから汲み上げられた源泉掛け流し温泉。

泉質は、ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物温泉

肌の新陳代謝を促進し天然の保湿成分があるメタケイ酸やミネラルが豊富でな美肌の湯。

檜の匂いと温泉の香りでリラックスできます。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、坐忘林オリジナルのもので、北海道産トドマツの香り

洗面台に置かれていた石鹸は、オリジナルのラベンダーの香りがする石鹸でして、とてもリラックスできる香りでした。

タオル類も豊富で、何度もお風呂に入りました。

引き出しにはアメニティ。

北海道・大沼国定公園の1500万年前の地層から湧き出す非加熱のフレッシュな天然水を使用した「Plusui(プラスイ)」のスキンケアセットもありました。

北海道産トドマツの香りのボディローション。

内風呂から、露天風呂へ。

泉質のせいか、少し浴槽の中がツルッとしていましたので、ちょっと注意が必要かも(笑)

お肌もツルツルになりますけどね。

羊蹄山も右手に眺めることができます。

テラスにある椅子でもゆっくりできます。

お化粧室も、自然光が優しく入ります。

こちらの手洗い場は、おしゃれでした。

こちらにも、バスルームと同じく、ラベンダーの香りの石鹸がありました。

お部屋の前は、牧場があり、季節によっては牛さんたちが放牧されているみたいですが、

5月中旬は牛さんはおらず、なんと、鹿の親子が遊びにきていました。

夜は、白樺の林が少しライトアップされていました。深夜には消えていました。

ライトアップがない方が、お部屋からも星が綺麗に見えるかも、、と思いました。

実際、深夜に夜空を見上げると、満天の星でした。

北海道の日の出は、本州より30分ほど早いからか、春は夜明けが早く感じました。

お部屋からは日の出が見られました。

まとめ:スモールラグジュアリーホテルのような旅館

  • モダンな建築のお宿ですが、和の要素がふんだんに盛り込まれた素敵なホテル・RYOKAN
  • 海外の方にも大人気で、雪深い冬の季節の方がむしろ人気なのだそうです
  • 5月中旬に訪問しましたが、この時期は、春紅葉が見られるのでおすすめです。


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